899部屋

Dead by Daylightに心を打たれて二次創作活動をし始めたらTwitterの沼にハマったオタクの話し場所。打った小説のあとがき的な話や本を読んだ感想など。

レイスとトラッパーあとがき(2019年1月13日分再掲)

 

 こんにちは! 899(はちきゅうきゅう)です。  このたびは私のつたない作品を読んでいただきありがとうございました。  本編のあとにページを変えてあとがきとしても良かったのですが、作品の雰囲気を壊したくなくて別に致しましたことをご容赦ください。  昨年7月から考えていた作品をひとしきり打ち終えることができて、現在ほっとしております。  お気づきの方がいらっしゃったと思いますが、「ジェイク豪遊」から「エンティティの罰(R18)」、「プチ交流」、「ベッドで一人(R18)」、「焼肉」、「ベッドで一人(妄想過多)(R18)」、「風邪」「レイスとトラッパー(R18)」の順に物語は続いていました。  私自身がシリーズ物を読む際に前作を知らないから読めないという状況が好きではないので、単話でも読めるように書いたつもりです。  レイスの長いお話にお付き合い頂いた方には感謝の念しかございません。  当初、pixivは作品置き場として利用するつもりでした。  ですが、pixivに訪問するたびにベルマークに赤い印がつき、閲覧数が増えたこと、ブックマークして頂けたこと、コメントがあったことを見て驚かされました。  デッドバイデイライトはご存知のとおり非対称型ホラーゲームで、プレイヤーの8割が男性だったと聞いたことがあります。  うち2割の女性のうち、レイスをBLとして好きな方は一体どれくらいいるのでしょう。  見るのが専門の方にしたって、TPS・FPS視点の男性向けゲームですから、そこからこちらへ来ていただけたことも大変ありがたいことです。  それを思うと、見てくれた方一人一人が私と趣味があった貴重な方であり、その方々とpixivで繋がることが出来、閲覧していただけた──この奇跡に、どれだけ自分が励まされたかわかりません。  私は話を作るのが好きですが、こういった文章を書くのが得意かと言われるとそうではありません。  下手に書いて読む方の気分を害されるのでは、あとがきは極力作らない方がいいのではと考えておりました。  ですが、ある作品については閲覧数が1000を超えたこと(未だに信じられません!)、書いていた話が一区切りついたこともあり、今回どうしても見ていただいた方に私の気持ちをお伝えしたかったのです。  読んでいただき…本当に本当に、ありがとうございました。  冬の、雪が自分の背丈よりも積もる北海道の田舎町で、私は胸を押さえて形容し難い喜びを噛み締めています。  貴重なお時間を費やしていただき、大変嬉しく思います。  最後のレイスとトラッパーに至っては、見直しだけで2時間かかりました。  読み慣れている私が2時間なら、初めて読んでいただいた方はそれ以上なのではないでしょうか。  たぶん、私なら買った本ならいざしらず、どこの誰が書いたかもわからないネットの小説にそんなに時間をかけて読まないでしょう。  「読まれないだろうな」と思いながら「いいや! 自分の保存用じゃい!」と書いた作品でもあります。  それが先ほど見たら、閲覧数が1になっていました!!  間違ってタップしちゃったり、文字数を見て慌てて引き返された方かもしれませんが、自分の話が誰かの手に触れられたこと──奇跡が今も起きているのだと実感しました。 追記:この記事を投稿しようとした今、6いいねがついた通知を頂きました!    2時間かけて読んでいただいたんですか!?    私のつたないトラレイを…。    …本当にありがとうございます…。    今年一年嫌なことがあったらこれを思い出して励みにさせていただきます!  私の苦手な本編のあとがきもちょっとだけ書いちゃいましょう(笑)  私の書くレイスははっきり言ってひねくれてて調子が良くて臆病者です。  それでいて人間関係のバランスを上手くとるのらりくらりとした一面が強く、自分が努力するより人をうまく使うことの方が上手な(?)人種だと思っています。  対してトラッパーは不器用で生真面目な男です。  レイスは彼を鈍感だと思っているようですがそういうわけではなく、トラッパーは意外に鈍感なふりをするだけで気を配る繊細な一面も強いような気がします。  何も言わずに胃を痛めているタイプでしょうか。  今回、レイスがぶつかった壁は「自分らしさと周りとの調和」。  霧の森に来てからの彼は自分の好きなように振る舞い、優しくしてくれる人を見つける天才で、自然と自分らしさと周囲への空気読みが一緒に行えるので、あまり人間関係では苦労しない羨ましい性格だと思います。  ですが、それが恋心によって崩されます。  自分のなりたい自分になれば、周囲と調和していけなくなります。  周囲と合わせるように生きれば霧の森に来る前のからっぽの自分──自我を殺さざるを得なくなります。  彼は自分らしさを持ちながら周りと調和していける方法を探ります。  それが肉体を傷つけることになっても、信念のためならと道を模索しました。  ですが結局こらえた結果、自分を押し込めすぎたがゆえに彼は壊れます。  自分らしさを失う危機に陥り、近しい周囲にも不審に思われてしまったレイス。  レイスは一人で苦しみながら、自分らしさを捨てることは間違ってると言われたことを思い出し、はっとします。  周囲なんておだてなくても案外そのままなんとかなることって多いものです。  それよりも自己肯定感を失えば、人は何もできなくなります。  どちらが大事かなんて比べるまでもなかった──気づいたレイスは、気づかせてくれた人の想いを改めて知ります。  今回のお話はここまでなんですが、自分で書いていて何かを突きつけられるような気になりますね。  私は短気な人間なので「ヤケっぱちじゃーい!」となってしまいがちですが、それって相手にも自分にも良くないことですよね。  心の養分をトラレイから頂いて「…じゃあどうする?」と話し合える人間になりたいです。  まあ真面目な話よりも楽しいシーンですよね。  楽しいシーンも書いていて、とっても楽しかったです(笑)  もっと楽しいシーン書きます。  それではまた、次の作品で出会える日を楽しみにしています。  これからのあなたに更なる幸運が訪れますように。  読んでいただいたあなたと繋がれた奇跡に感謝致します。  

2019年1月13日  899